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ことば
ふりがな文庫
“
言辞
(
ことば
)” の例文
旧字:
言辭
予のいわゆる
活
(
い
)
ける人間とは、死せる人間に対する
言辞
(
ことば
)
にあらずして、死せる智識や活用されざる学問を有する者に対して言うのみ。
教育の最大目的
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そして九節—十六節においては美しき
言辞
(
ことば
)
を以て神の異能を描いている。天然と人事に対する神の支配は実に
鮮
(
あざや
)
かに書き記されている。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
口まで出かかった謝罪の
言辞
(
ことば
)
を引っ込まして、伝二郎は本能的に懐中に紙入れを探った。なかった。たしかに入れておいたはずの
古渡唐桟
(
こわたりとうざん
)
の財布が影も形もないのである。
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
また場末の
寄席
(
よせ
)
などの下劣な芸人は白扇で額をたたいて
卑狼
(
ひわい
)
な言葉を弄したりした。堕落した学生たちは「運転手になるのだっけ」というような
言辞
(
ことば
)
をもてあそんで恥なかった。
芳川鎌子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
彼女が精神的にその感化を受けた点もお延に
解
(
わか
)
っていた。それでお延は順序としてまずこの叔父の人格やら生活やらについて、お秀の気に入りそうな
言辞
(
ことば
)
を
弄
(
ろう
)
さなければならなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
ともかくもなだめ
賺
(
すか
)
して新井、葉石に面会せしむるには
如
(
し
)
かずとて、
種々
(
いろいろ
)
と
言辞
(
ことば
)
を設け、ようよう魔室より
誘
(
さそ
)
い出して
腕車
(
くるま
)
に
載
(
の
)
せ、共に葉石の寓居に向かいしに、途中にて同志の家を
尋
(
たず
)
ね
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
神は其子を以て人類を
審判
(
さば
)
き給う時に地を不信者の手より
奪還
(
とりかえ
)
して之を己を愛する者に与え給うとの事である、絶大の慰安を伝うる
言辞
(
ことば
)
である。
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
言辞
(
ことば
)
は至て簡短である、然れども未来永劫を透視する全能者の言辞として無上に貴くある、故に単に垂訓として読むべき者ではない、予言として玩味すべき者である。
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
聖書は来世の希望と恐怖とを背景として読まなければ
了解
(
わか
)
らない、聖書を単に道徳の書と見て其
言辞
(
ことば
)
は意味を為さない、聖書は旧約と新約とに分れて神の約束の書である
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
辞
常用漢字
小4
部首:⾟
13画
“言辞”で始まる語句
言辞事物