“見拔(みぬ)” の例文
新字:見抜
藤助と半藏の相談を盜み聽きした奴の仕業だ、——どうかしたら、福島嘉平太を殺すのを、半藏がいやになつたと見拔(みぬ)いた奴の仕業かも知れない。
ロレ おゝ、それは、卿(そなた)の戀(こひ)をば、能(よ)う會得(ゑとく)してもゐぬことを、只(たゞ)口頭(くちさき)で誦(よ)む類(たぐひ)ぢゃと見拔(みぬ)いてゐた爲(ため)でもあらう。
この最後の言葉が、どこにその困難が存してゐるかを私に見拔(みぬ)かした。そして私にはそれは少しも困難なことではなかつたので、私は初めの自分の困惑からすつかり解(と)き放された。
ベンヺ 戀(こひ)と睨(にら)んだ時(とき)に、それ程(ほど)は見拔(みぬ)いてゐた。