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覆
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あ
ふりがな文庫
“
覆
(
あ
)” の例文
とザッと水を
覆
(
あ
)
ける時、何処の部屋から仕掛けたベルだか、帳場で気短に
消魂
(
けたたま
)
しくチリリリリリンと鳴る。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
盃洗の水をザンブリと
覆
(
あ
)
け、鬼小僧はひどく上機嫌、ニヤリニヤリと笑ったが
柳営秘録かつえ蔵
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「いつまでもいつまでも、小舟は漂って行きました。『見し夢の朝妻船や立ちかへる涙ばかりを袖にのこして』こう白拍子は詠いました。涙が壺に充ちました。また
覆
(
あ
)
けなければなりませんでした」
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
でまた湖水へ
覆
(
あ
)
けました。
水量
(
みずかさ
)
が増したと申します
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“覆”の解説
覆(ふく)(sa: mrakṣa、ムラクシャ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
自己の誤ちの隠蔽。利益を失う・不利益を蒙ることを恐れて、自分が為した罪を隠すこと。
しかし、自分の為した罪を隠す人は、後に、必ず悔い悲しむ。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
覆
常用漢字
中学
部首:⾑
18画
“覆”を含む語句
顛覆
転覆
日覆
反覆
修覆
覆面
雨覆
轉覆
覆布
傾覆
打覆
覆被
押覆
引覆
覆奏
覆水
鞍覆
被覆
上覆
覆羽
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