“被服(ひふく)” の例文
一切の枝葉を掃(はら)ひ、一切の被服(ひふく)を脱(ぬ)ぎ、六尺似神(じしん)の赤裸々を提げて、平然として目ざす城門に肉薄するのが乃(すなは)ち此手紙である。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
これも必要なり彼(か)れも入用なりとて兵器は勿論(もちろん)、被服(ひふく)帽子(ぼうし)の類に至るまで仏国品を取寄(とりよ)するの約束(やくそく)を結びながら、その都度(つど)小栗には謀(はか)らずして直(ただち)に老中(ろうじゅう)の調印(ちょういん)を求めたるに
新しい規則が作られ、食物や被服(ひふく)の改善が始められ、學校の基金(ききん)は委員の處理に委(まか)された。
第一に金貨をつみいれ、つぎに十七人の一ヵ月分の食料、つぎに武器、弾薬、被服(ひふく)、書籍、炊事(すいじ)器具と食器、望遠鏡と風雨計、ゴム類、つり道具、それだけで船はいっぱいであった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
予は冬籠(ふゆごも)り後(ご)の困難はむしろ苦とは思わざりしが、諸準備の経費の遣(や)り繰(く)りには、かなり頭を痛めたり、加うるに観測所の構造、材料運搬の方法、採暖(さいだん)の装置、食料もしくは被服(ひふく)の撰択等