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行春
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ゆくはる
ふりがな文庫
“
行春
(
ゆくはる
)” の例文
虚子先生
行春
(
ゆくはる
)
の感慨御同様惜しきものに候。然る所小生卒業論文にて毎日ギュー。閲読甚だ多忙。随って初袷の好時節も若葉の
初鰹
(
はつがつお
)
のと申す
贅沢
(
ぜいたく
)
も出来ず閉居の体。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
五日ほどして、私は「
行春
(
ゆくはる
)
の
名殘
(
なごり
)
」と題した自叙傳とも云ふべき一篇を
懷中
(
ふところ
)
にして、若し此れを發表するならば私の死後明治の文壇は如何なる驚嘆の聲を發するであらう。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
白き
家鴨
(
あひる
)
、五羽ばかり、一列に出でて田の草の間を
漁
(
あさ
)
る。
行春
(
ゆくはる
)
の
景
(
かげ
)
を象徴するもののごとし。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
行春
(
ゆくはる
)
の港より鳴る
船笛
(
ふなぶえ
)
の長きこだまをおもひ出でなむ
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
行春
(
ゆくはる
)
やあまり短き返り事 水巴
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
行春
(
ゆくはる
)
の富士も拝まんわかれかな
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
行春
(
ゆくはる
)
やゆるむ
鼻緒
(
はなを
)
の
日和下駄
(
ひよりげた
)
自選 荷風百句
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
“行”で始まる語句
行
行燈
行方
行李
行衛
行灯
行脚
行水
行者
行末