トップ
>
行懸
>
ゆきがか
ふりがな文庫
“
行懸
(
ゆきがか
)” の例文
行懸
(
ゆきがか
)
り、
言
(
ことば
)
の端、察するに
頼母
(
たのも
)
しき紳士と思い、且つ小山を
婆
(
ばば
)
が目からその
風采
(
ふうさい
)
を推して、名のある医士であるとしたらしい。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「それが赤シャツの
指金
(
さしがね
)
だよ。おれと赤シャツとは今までの
行懸
(
ゆきがか
)
り上
到底
(
とうてい
)
両立しない人間だが、君の方は今の通り置いても害にならないと思ってるんだ」
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
矢島
優善
(
やすよし
)
は、陸が文一郎の
妻
(
さい
)
になった翌月、即ち十月に、土手町に家を持って、周禎の
許
(
もと
)
にいた鉄を迎え入れた。これは
行懸
(
ゆきがか
)
りの上から当然の事で、五百は
傍
(
はた
)
から世話を焼いたのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「——気が
射
(
さ
)
したから、私は話すまい、と思った。けれども、
行懸
(
ゆきがか
)
りで、
揉消
(
もみけ
)
すわけにも行かなかったもんだから、そこで何だ。途中で見たものの事を
饒舌
(
しゃべ
)
ったが、」
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“行”で始まる語句
行
行燈
行方
行李
行衛
行灯
行脚
行水
行者
行末