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薙倒
ふりがな文庫
“薙倒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なぎたふ
50.0%
なぎたお
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぎたふ
(逆引き)
『今日は奈何して、
那麽
(
ああ
)
冷淡だつたらう?』と、智恵子の事を考へ乍ら、信吾は強く
杖
(
ステツキ
)
を揮つて、
路傍
(
みちばた
)
の草を
自暴
(
やけ
)
に
薙倒
(
なぎたふ
)
した。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
驚喜の余り身を支へ得ざる遊佐の片手は
鶤
(
しやも
)
の
鉢
(
はち
)
の中にすつぱと落入り、乗出す
膝頭
(
ひざがしら
)
に
銚子
(
ちようし
)
を
薙倒
(
なぎたふ
)
して
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
薙倒(なぎたふ)の例文をもっと
(4作品)
見る
なぎたお
(逆引き)
が、やがて勇気を振い起すと、胸に組んでいた腕を解いて、今にも彼等を片っ端から
薙倒
(
なぎたお
)
しそうな
擬勢
(
ぎせい
)
を示しながら、
雷
(
いかずち
)
のように怒鳴りつけた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこに用意されていた数々の
脆弱
(
ぜいじゃく
)
な人工物を
薙倒
(
なぎたお
)
した上で更に京都の附近を見舞って暴れ廻りながら琵琶湖上に出た。
颱風雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
薙倒(なぎたお)の例文をもっと
(4作品)
見る
薙
漢検準1級
部首:⾋
16画
倒
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“薙”で始まる語句
薙
薙刀
薙髪
薙伏
薙立
薙刀振
薙仆
薙力
薙髮
薙染
“薙倒”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
作者不詳
長塚節
石川啄木
吉川英治
原民喜
寺田寅彦
芥川竜之介