トップ
>
蕩
>
と
ふりがな文庫
“
蕩
(
と
)” の例文
そのうちに、ものを
蕩
(
と
)
かして水と化するこの器の力で、悟空の
臀部
(
でんぶ
)
のほうがそろそろ柔らかくなりはじめたが、それでも彼はただ妖怪に捕えられた
師父
(
しふ
)
の身の上ばかりを
気遣
(
きづか
)
っていたらしい。
悟浄歎異:―沙門悟浄の手記―
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
私は、喉に唾液を
嚥
(
か
)
みながら、御手洗邸の玄関へ駆け込んだのである。このたびの羮も、往年の味に少しの変わりもない。
美漿
(
びしょう
)
融然として舌端に
蕩
(
と
)
け、胃に降ってゆく感覚は、これを何に例えよう。
すっぽん
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
蕩
漢検準1級
部首:⾋
15画
“蕩”を含む語句
放蕩
遊蕩
蕩々
漂蕩
淫蕩
放蕩者
放蕩息子
揺蕩
駘蕩
蕩揺
蕩子
女蕩
蕩尽
遊蕩児
蕩児
放蕩無頼
浩蕩
放蕩三昧
放蕩児
蕩然
...