ぶき)” の例文
昼過ひるすぎからすこ生温なまあたゝかかぜやゝさわいで、よこになつててゐると、何処どこかのにはさくらが、霏々ひら/\つて、手洗鉢てあらひばちまはりの、つはぶきうへまでつてる。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
きゃらぶき葉蕃椒はとんがらしのようなものも、けんどんのすみに仕舞っておき、お茶漬のおかずにするのだった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)