萬々ばん/″\)” の例文
新字:万々
此上このうへにおたのみは萬々ばん/″\見送みおくりなどしてくださるな、さらでだにおとこ朋友ともだち手前てまへもあるになにかをかしくられてもおたがひつまらず
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
らじとて令孃ひめるされまじ、さらでもの繼母御前まヽはヽごぜ如何いかにたけりて、どのやうことにまでたちいたるべきか、おもへば思慮しりよあさはかにて、甚之助殿じんのすけどのたのみしは萬々ばん/″\不覺ふかくなりし
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)