“荏苒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんぜん94.4%
ぶら/\5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なにを申す、黄忠いま対山の頂にあり、日々わが陣の虚実をうかがう。荏苒じんぜんこれを打ち破らざれば、わが軍の頽勢たいせいを如何せん」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これ以上荏苒じんぜん日をむなしうすることはできないから、このうえは官庁側においてもいま一歩積極的に出て、業者とともに悩み、ともにはかり
玉之助たまのすけなづ掌中たなそこの玉といつくしみそだてけるしかるに妻は産後の肥立ひだちあし荏苒ぶら/\わづらひしが秋の末に至りては追々疲勞ひらうつひ泉下せんかの客とはなりけり嘉傳次の悲歎ひたんは更なりをさなきものを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)