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艸
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くさ
ふりがな文庫
“
艸
(
くさ
)” の例文
さうしてその紀行文を書いてゐる時の氏は、自由で、快活で、正直で、如何にも青い
艸
(
くさ
)
を得た
驢馬
(
ろば
)
のやうに、純真無垢な所があつた。
あの頃の自分の事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いろいろの花をつないだ
艸
(
くさ
)
の糸は、湖のまわりを一まわりしてもまだ余るほどで、
果
(
はて
)
は広い野原の
艸
(
くさ
)
にかくれて見えなくなっております。
ルルとミミ
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
とだけん
(著)
われ爾らに告んソロモンの栄華の
極
(
きわみ
)
の時だにもその装いこの花の一に及ばざりき、神は今日野に在て明日炉に投入れらるる
艸
(
くさ
)
をもかくよそわせ給えばまして爾らをやああ信仰うすき者よ
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
鬼灯
(
ほおずき
)
や
艸
(
くさ
)
の間にふと赤し 非群
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
わかれの酒を
艸
(
くさ
)
の葉に
駱駝の瘤にまたがつて
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
▼ もっと見る
従つて僕自身の作品よりも寧ろ一時代の土の上に
生
(
は
)
えた何本かの
艸
(
くさ
)
の一本である。すると僕自身の自慢にはならない。
続文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
直ぐに大勢で紅矢の寝床へ
担
(
かつ
)
ぎ
込
(
こ
)
みましたが、生憎な時は仕方のないもので、この
家
(
うち
)
のお抱えの医者は、二三日前から遠方の山奥へ薬になる
艸
(
くさ
)
や石を採りに行った留守で
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
足から出たのは
艸
(
くさ
)
や木に、胴から出たのは虫けらに
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
もとより生きた者とては、
艸
(
くさ
)
一本も生えて無い。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
“艸”の意味
《名詞》
草に同じ。
(出典:Wiktionary)
“艸(艸部)”の解説
艸部
は、漢字を部首により分類したグループの一つ。
康熙字典214部首では140番目に置かれる(6画の23番目、申集の最初)。
(出典:Wikipedia)
艸
漢検1級
部首:⾋
6画
“艸”を含む語句
艸冠
艸木
丈艸
忍艸
草艸紙
艸紙
釣鐘艸
唐艸
艸花
三艸子
言艸
艸書
雑艸
艸画
古原艸等
万年艸
青艸
南岳艸花画巻
卉木薬艸
内藤丈艸
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