“自在竹”の読み方と例文
読み方割合
じざいだけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
囲炉裏ゐろり自在竹じざいだけ引懸ひつかけるこひにしても、みづはなせばきねばならぬ。お前様めえさまふなのやうに、へたりとはらいてはかねえ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
炉の煙を破風はふまで通すために、丸竹の簀子すのこになっていて、それが年代を経ているから、磨けば黒光りに光るいぶしを包んだすすが、つづらのように自在竹じざいだけの太いのにからみついて落ちようとしている。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なお自在竹じざいだけへ向って重い刀をうごかそうとしていた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)