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臨幸
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りんこう
ふりがな文庫
“
臨幸
(
りんこう
)” の例文
「思いますに、上がり場の板を、踏めば落ちるような
造作
(
ぞうさ
)
にしておき、主上
臨幸
(
りんこう
)
のせつ、
陥
(
おとしい
)
れたてまつらんとの、恐ろしい
企
(
たくら
)
みではないかと私には見られまする」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天皇
(
てんのう
)
は学校に
臨幸
(
りんこう
)
あらせられた。予定のごとく若崎の芸術をご覧あった。最後に至って若崎の鵞鳥は桶の水の中から現われた。残念にも雄の鵞鳥の頸は
熔金
(
ゆ
)
のまわりが悪くて
断
(
き
)
れていた。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
だから当然、みかどの
臨幸
(
りんこう
)
を約していた北山の西園寺家では、
御車
(
みくるま
)
迎えの清掃にチリもとめぬ用意をととのえ、やがて夏の陽あしも
蜩
(
ひぐらし
)
の声に涼めきそめる頃ともなれば
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは一週間ばかり後に天子様が学校へご
臨幸
(
りんこう
)
下さる、その折に主人が
御前
(
ごぜん
)
で製作をしてご
覧
(
らん
)
に入れるよう、そしてその製品を
直
(
ただち
)
に、学校から
献納
(
けんのう
)
し、お持帰りいただくということだったのが
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「まずは三千の衆徒、
臨幸
(
りんこう
)
を
厭
(
うと
)
んじたてまつるなどの者は、一人もあるまじきにて候う。一山同心、ふた心はあらじと、ご叡慮を安んぜられて、しかるびょう存じあげまする」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
臨
常用漢字
小6
部首:⾂
18画
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
“臨”で始まる語句
臨
臨終
臨時
臨済
臨席
臨川寺
臨月
臨検
臨機
臨海