“りんこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
燐光80.0%
臨幸6.0%
鱗光6.0%
輪講4.0%
臨皐2.0%
輪光2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたかも燐光りんこうに照らされ、横笛を吹いてる鬼火から森の中に投げ出されたかのような、踊りはねる鋭い次の反唱句も聞かれたのである。
天皇てんのうは学校に臨幸りんこうあらせられた。予定のごとく若崎の芸術をご覧あった。最後に至って若崎の鵞鳥は桶の水の中から現われた。残念にも雄の鵞鳥の頸は熔金のまわりが悪くてれていた。
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
人の気配もせぬので、のぞいて見るとすみっこの青くいたサイダー瓶の棚の前に、鱗光りんこう河魚かわうおの精のようなおやじが一人、しょぼんと坐っていた。ぼうと立つのは水気すいきである。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
唯七名だから、毎時間輪講りんこうが当る。赤羽君も
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
我が偏奇館この空地を去る事遠からざれば散策の途次必ず過ぎて夏の夕には緑蔭に涼風を迎えて時に詩を読み、冬の夜には月中落葉を踏んで将に臨皐りんこうに帰らんとするの坡公はこうを思う事あり。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
輪光りんこうあらわした影であろう。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)