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鱗光
ふりがな文庫
“鱗光”の読み方と例文
読み方
割合
りんこう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りんこう
(逆引き)
時々突っ立った太股の林が揺らめくと、射し込んだ夕日が、魚の波頭で
斬
(
き
)
りつけた刃のように
鱗光
(
りんこう
)
を
閃
(
ひら
)
めかした。
花園の思想
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
人の気配もせぬので、のぞいて見ると
隅
(
すみ
)
っこの青く
透
(
す
)
いたサイダー瓶の棚の前に、
鱗光
(
りんこう
)
の
河魚
(
かわうお
)
の精のような
爺
(
おやじ
)
が一人、しょぼんと坐っていた。ぼうと立つのは
水気
(
すいき
)
である。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
それのみか、彼は、
牝雄
(
めすおす
)
二疋の大きな虎に出会って、あやうく、虎の
餌食
(
えじき
)
にされかけたり、この世にはありえぬような大蛇の
鱗光
(
りんこう
)
に胆を消したりして、そのつど、無我夢中で逃げまろんだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鱗光(りんこう)の例文をもっと
(3作品)
見る
鱗
漢検準1級
部首:⿂
24画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“鱗”で始まる語句
鱗
鱗葺
鱗形
鱗片
鱗雲
鱗粉
鱗茎
鱗族
鱗茸
鱗型
“鱗光”のふりがなが多い著者
北原白秋
横光利一
吉川英治