“牝雄”の読み方と例文
読み方割合
めすおす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そいつを、牝雄めすおす二匹、子を二匹、叩っ殺して降りて来たところだ。おふくろ様のかたきを打って」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それのみか、彼は、牝雄めすおす二疋の大きな虎に出会って、あやうく、虎の餌食えじきにされかけたり、この世にはありえぬような大蛇の鱗光りんこうに胆を消したりして、そのつど、無我夢中で逃げまろんだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)