“老尼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らうに50.0%
ろうに50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜汽車よぎしやが、芽峠めたうげほたるんで、まどには菖蒲あやめいたのです——ゆめのやうです。………あの老尼らうには、およねさんの守護神まもりがみ——はてな、老人らうじんは、——知事ちじ怨靈をんりやうではなかつたか。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
老尼ろうには、そこへかがみこんだ、武蔵の顔を見てふるえていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)