トップ
>
翁
>
をぢ
ふりがな文庫
“
翁
(
をぢ
)” の例文
かくても始末は善しと謂ふかと、
翁
(
をぢ
)
は
打蹙
(
うちひそ
)
むべきを
強
(
し
)
ひて
易
(
か
)
へたるやうの
笑
(
ゑみ
)
を
洩
(
もら
)
せば、満枝はその
言了
(
いひをは
)
せしを喜べるやうに笑ひぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「何も今更
謝
(
あやま
)
ることは無いよ。一体今度の事は
翁
(
をぢ
)
さん
姨
(
をば
)
さんの意から出たのか、又はお前さんも得心であるのか、それを聞けば
可
(
い
)
いのだから」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それで僕は考へたのだ、これは一方には
翁
(
をぢ
)
さんが僕を説いて、お前さんの方は
姨
(
をば
)
さんが説得しやうと云ふので、無理に
此処
(
ここ
)
へ連出したに違無い。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“翁”の意味
《名詞》
(オウ)男性の老人の漢語的表現。人名の後ろにつけて敬称とすることもある。
(おきな)男性の老人。
(出典:Wiktionary)
“翁”の解説
翁(おきな)は、年取った男、老人を親しみ敬って呼ぶ語。他人を呼ぶ時に使うと敬う意味になり例:「芭蕉翁」、「竹取の翁(竹取物語)」など、自身を呼ぶ時に使うとへりくだる意味になる。
(出典:Wikipedia)
翁
常用漢字
中学
部首:⽻
10画
“翁”を含む語句
沙翁
老翁
主翁
信天翁
芭蕉翁
白頭翁
翁媼
玄翁
父翁
翁様
塞翁
翁草
奈翁
拿翁
大奈翁
篁村翁
乃翁
山東翁
翁島
笠翁
...