びき)” の例文
何万びきとかいう評判ほどではありませんでしたが、それでも五六百羽ぐらいは入りみだれて合戦をする。あれはどういう訳でしょうかね
半七捕物帳:21 蝶合戦 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
土手の方からさっと来たが、都合三輛か、それあるいは三びきか、三びきか、つばめか、兎か、見分けもつかず、波の揺れるようにたちまち見えなくなった。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夫婦約束を反古ほごにして、起請きしょうというのはおらア知んねえが、熊野の権現さまへちけえを立てると烏ウ三びき死ぬとかいう話を聞いてるが、それだから死んだ若草を生きて居る心で