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群禽
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むらどり
ふりがな文庫
“
群禽
(
むらどり
)” の例文
下田
(
しもだ
)
にはいくつ稲村
白金
(
プラチナ
)
の笠めき
和
(
なご
)
め、
上畑
(
かみばた
)
は緑の縞目、わづかにも麦ぞ萠えたる。その畑に動く
群禽
(
むらどり
)
、つくづくと尾羽根振りては、また空へ飛び立ち
翔
(
かけ
)
る。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あなあはれ、ここの丘窪、明るけど古さび棚田、うれしけど冬の日棚田、その空に
翔
(
かけ
)
る
群禽
(
むらどり
)
、鶺鴒の薄黄の尾羽のただ波うちて影もとまらず、影もとまらず。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あなあはれ、ここの丘窪、明るけど古さび棚田、うれしけど冬の日棚田、その空に
翔
(
かけ
)
る
群禽
(
むらどり
)
、鶺鴒の薄黄の羽根のただ波うちて影もとまらず、影もとまらず。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その畑に動く
群禽
(
むらどり
)
つくづくと尾羽根振りては、また空へ飛び立ち
翔
(
かけ
)
る。あな
冷
(
つめ
)
た群の鶺鴒群れ飛べど目にもとまらず。いづこにか鵯は叫べど、風騒ぐけはひも聴かず。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
群禽
(
むらどり
)
の
木末
(
こずゑ
)
にきほふひとなだれ
遠
(
とほ
)
のながめも
寂
(
さ
)
びあまりけり
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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群禽
(
むらどり
)
の
木末
(
こずゑ
)
にきほふひとなだれ
遠
(
とほ
)
のながめも
寂
(
さ
)
びあまりけり
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
吹きとほる山松風の空近く吹き散らさるる
群禽
(
むらどり
)
のこゑ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
吹きとほる山松風の向ひ風
群禽
(
むらどり
)
の
団
(
たま
)
は
早
(
は
)
や近づきぬ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
群
常用漢字
小4
部首:⽺
13画
禽
漢検準1級
部首:⽱
13画
“群”で始まる語句
群
群集
群青
群衆
群立
群雀
群島
群来
群山
群行