“上畑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんばたけ33.3%
かみはた33.3%
かみばた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上畑かんばたけの緩い傾斜を下ると、見渡す限り青田である。稲は絶えず緑の波を立て、その中に降り立っている鷺の姿が目に染みて白い。
澪標 (新字新仮名) / 外村繁(著)
「百姓は百姓でも上畑かみはた嘉兵衛かへえといって、この界隈かいわいじゃ名の知れた物持でござんす」
暗がりの乙松 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
下田しもだにはいくつ稲村白金プラチナの笠めきなごめ、上畑かみばたは緑の縞目、わづかにも麦ぞ萠えたる。その畑に動く群禽むらどり、つくづくと尾羽根振りては、また空へ飛び立ちかける。