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継母
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けいぼ
ふりがな文庫
“
継母
(
けいぼ
)” の例文
旧字:
繼母
それは
頼家
(
よりいえ
)
が生れて間もない時のこと、政子には
継母
(
けいぼ
)
に当る遠江守時政の後妻
牧
(
まき
)
の
方
(
かた
)
から頼朝の
行
(
おこない
)
に
就
(
つい
)
て知らして来た。
頼朝の最後
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
二人はその
継母
(
けいぼ
)
に
好
(
よ
)
くなつき、たまに自分達の生みの母が来ても、
小母
(
おば
)
さん小母さんと言うが、継母にはおッ母さんおッ母さんと
慕
(
した
)
い寄って来る
有様
(
ありさま
)
であった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
彼の性格の一面は、たしかに
継母
(
けいぼ
)
に育てられた結果とも見る事ができるようです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
残った家族というのは、十六になる娘のお
糸
(
いと
)
と、六つになる男の子の
栄三郎
(
えいざぶろう
)
と、一年ばかり前に
娶
(
めと
)
った
後妻
(
のちぞい
)
のお
滝
(
たき
)
だけ、世間並に考えると、この
継母
(
けいぼ
)
のお滝が一番疑われる地位にあるわけです。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
先代の女房お倉——若主人の重太郎には
継母
(
けいぼ
)
に当るこの女が、死んだ重太郎の側に寄り付かないのは一つの不思議です。ようやく自分の部屋に半病人のようになっているのを捜し出してくると
銭形平次捕物控:144 茶碗割り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
継母
(
けいぼ
)
の舌の動きが、あまりにも
辛辣
(
しんらつ
)
だったのです。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
継
常用漢字
中学
部首:⽷
13画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“継”で始まる語句
継
継子
継立
継目
継娘
継布
継嗣
継穂
継竿
継合