細逕さいけい)” の例文
武男は浪子をたすけ引きて、山の根の岩を伝える一条の細逕さいけいを、しばしば立ちどまりてはいこいつつ、一ちょうあまり行きて、しゃらしゃら滝の下にいたりつ。滝の横手に小さき不動堂あり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
すすんで大蘆村にいたれば櫻井郡長之より帰途きとかる、村をぐればいよいよ無人のけうとなり、利根河岸の絶壁ぜつぺきに横はれる細逕さいけいに入る、すすむこと凡二里にしてみちまつたき、猟夫の通路つうろ又見るを
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)