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素顔
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すがお
ふりがな文庫
“
素顔
(
すがお
)” の例文
旧字:
素顏
顔の大きな刀傷は、できるだけ、
素顔
(
すがお
)
をかえるために、
絵具
(
えのぐ
)
でかいた
贋物
(
にせもの
)
だったんだ。どうだ机博士、面白い話じゃないか
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして囚徒ジャン・ヴァルジャンは司教の前には尊敬すべき純潔なる姿となるであろう。世人は彼の仮面を見る、しかし司教は彼の
素顔
(
すがお
)
をながめる。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
九月となりてわれはここに初めて団菊両優の
素顔
(
すがお
)
とその稽古とを見得たり。狂言はたしか『
水戸黄門記
(
みとこうもんき
)
』
通
(
とお
)
しにて中幕「
大徳寺
(
だいとくじ
)
」
焼香場
(
しょうこうば
)
なりしと記憶す。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
これが、
素顔
(
すがお
)
かどうかはわかりませんけれど、頭の毛をきれいにちぢれさせた、ひげのない好男子です。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その仮面は、ありふれた里神楽の仮面もあれば、極めて古雅なる
伎楽
(
ぎがく
)
の
面
(
めん
)
に類したのもあるが、打見たところ、篝の周囲に集まるほどのものが、一人として
素顔
(
すがお
)
を現わしたのはありません。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「
御念
(
ごねん
)
の入ったごあいさつです。気が変になんかなりませんから、早く
素顔
(
すがお
)
と素顔とをつきあわせましょう」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
『役者夏の富士』は舞台に出でたる役者を描かずして、そが平素日常の
素顔
(
すがお
)
を取りその住宅庭園の後景を配合せしめたる処、役者絵始まりてよりいまだかつてその例なき新意匠なり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「ひとつ、きみの
素顔
(
すがお
)
を見せてもらおうか。」
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
おやおや、お前さんはなんてえ
情
(
なさ
)
けない顔をするんだろう。わたしにゃ、紗の三重ベールなんか、あってもないのと同じこと、お前さんの
素顔
(
すがお
)
が、ありありと見えているんだ
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“素顔(すっぴん)”の解説
すっぴん(素っぴん、素嬪)とは、化粧をしていない状態(ノーメイク、ノーメーク)のこと。
主に女性に対して使われる言葉である。
最近では、男性に対しても使われ始めている。
また、素顔でも美人という良い意味もある。
(出典:Wikipedia)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“素”で始まる語句
素人
素
素直
素性
素振
素気
素朴
素足
素姓
素破