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紅花
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べにばな
ふりがな文庫
“
紅花
(
べにばな
)” の例文
紅花
(
べにばな
)
の
苗
(
なへ
)
や、おしろいの
苗
(
なへ
)
——
特
(
とく
)
に
註
(
ちう
)
するに
及
(
およ
)
ぶまい、
苗賣
(
なへうり
)
の
聲
(
こゑ
)
だけは、
草
(
くさ
)
、
花
(
はな
)
の
名
(
な
)
がそのまゝでうたになること、
波
(
なみ
)
の
鼓
(
つゞみ
)
、
松
(
まつ
)
の
調
(
しら
)
べに
相
(
あひ
)
ひとしい。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
いわんや山に
山藍
(
やまあい
)
あり、野に
福木
(
ふくぎ
)
あり、丘に「てかち」あり、求めれば
紅花
(
べにばな
)
も庭に咲かしめることが出来るのです。要すべき染料は自然が人々のために充分に備えているのです。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
それらの無数な生命の一個が死ぬまでの価としては、稲何百
束
(
そく
)
とか、
銭
(
ぜに
)
何貫文
(
なんがんもん
)
とか、都の栄華のなかに住む女性たちが、一匹の白絹を、
紅花
(
べにばな
)
で染める
衣
(
きぬ
)
の染代にも足らない値段だった。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山形の産物としては「
節織
(
ふしおり
)
」も名がありましたが、それよりも「
紅花
(
べにばな
)
」の産地として特に聞え、一時は盛な
商
(
あきな
)
いでありました。紅花というのはもとより植物で、これから紅色をした色料をとります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
紅花
(
べにばな
)
の
苗
(
なへ
)
や、おしろいの
苗
(
なへ
)
——
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“紅花(ベニバナ)”の解説
ベニバナ(紅花、学名:Carthamus tinctorius)は、キク科ベニバナ属の一年草または越年草。雅称を末摘花(すえつむはな)ともいう。紅色染料や食用油の原料として栽培される。
(出典:Wikipedia)
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“紅花”で始まる語句
紅花盃
紅花埠
紅花屋
紅花染
紅花殻
紅花絞
紅花苺
紅花隠元
紅花頭巾