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籾倉
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もみぐら
ふりがな文庫
“
籾倉
(
もみぐら
)” の例文
散々
折檻
(
せっかん
)
された後、私は祖母に引きずられて庭の
籾倉
(
もみぐら
)
の中に押し込まれた。そして、ちょうどこの監獄のように外から
錠
(
じょう
)
をかけられた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
所々の石垣や
濠
(
ほり
)
や、
籾倉
(
もみぐら
)
らしい建物を見ると、城内であることは確かなのだが、石舟斎の住んでいる草庵とは、どこにあるのか、捜し当たらないのである。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
左は土手、右は
籾倉
(
もみぐら
)
の淋しいところを通って行くと、
和泉橋
(
いずみばし
)
の土手には一個所の辻番があります。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
神田の代地は、柳原寄り、
籾倉
(
もみぐら
)
前の狭い一郭である。軒ごとに捜しても、百軒とはない。
右門捕物帖:32 朱彫りの花嫁
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
御案内の通り
片側
(
かたかわ
)
は
籾倉
(
もみぐら
)
で片側町になって居りまして、竹細工屋、瀬戸物屋、
烟草屋
(
たばこや
)
が軒を並べて居り、その頃田月堂という菓子屋があり、前町を出抜けて猿子橋にかゝりますると
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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引続いて
種々
(
いろ/\
)
の
物入
(
ものいり
)
のございましたので、身代も余程衰えて来た処へ、其の年の十一月二十九日の
日
(
ひ
)
に
籾倉
(
もみぐら
)
の脇から出火で福井町から
茅町
(
かやちょう
)
二丁目を焼き払った時に土蔵を落して丸焼に成り
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
十棟
(
とむね
)
の
籾倉
(
もみぐら
)
から物ノ具倉、
母屋
(
おもや
)
もはや炎でございまする」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
右は
籾倉
(
もみぐら
)
、左は土手。
右門捕物帖:37 血の降るへや
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
籾
漢検準1級
部首:⽶
9画
倉
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“籾”で始まる語句
籾
籾殻
籾蔵
籾種
籾摺
籾山
籾俵
籾搗
籾摺臼
籾漏斗