“籾俵”の読み方と例文
読み方割合
もみだわら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
倉庫の左手には籾俵もみだわらが高く積み上げられており、右手には私の胸のあたりまでも高い玄米入の箱が五つ六つ並べられていた。入口に一番近い箱のふたを私は取った。
それにおひるもまだ食べなかったので耐えやらぬ空腹を感じた。けれど何も食うものはない。力なく私は籾俵もみだわらりかかって、足下にこぼれている籾を拾っては一粒一粒と爪で皮をいてんだ。