“籾倉”の読み方と例文
読み方割合
もみぐら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
散々折檻せっかんされた後、私は祖母に引きずられて庭の籾倉もみぐらの中に押し込まれた。そして、ちょうどこの監獄のように外からじょうをかけられた。
所々の石垣やほりや、籾倉もみぐららしい建物を見ると、城内であることは確かなのだが、石舟斎の住んでいる草庵とは、どこにあるのか、捜し当たらないのである。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左は土手、右は籾倉もみぐらの淋しいところを通って行くと、和泉橋いずみばしの土手には一個所の辻番があります。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)