やじり)” の例文
「かれくろがねうつわを避くればあかがねの弓これをとおす、ここにおいてこれをその身より抜けばひらめやじりそのきもよりで来りて畏怖おそれこれに臨む」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
すぐ角を曲るように、樹の枝も指せば、おぼろげな番組の末にの標示がしてあった。古典な能の狂言も、社会に、尖端せんたんやじりを飛ばすらしい。けれども、五十歩にたりぬ向うの辻の柳も射ない。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)