“簇擁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞくよう66.7%
そうよう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、戦場をうしろに、新野のほうへ引きあげて行くと、彼方から一輌の車をおし、簇擁ぞくようとして、騎馬軍旗など、五百余の兵が近づいてくる。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
佩環はいかんのひびき玉沓ぎょくとうの音、簇擁ぞくようして門内へ入った。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
革命の風雲いまだ天下を動かすに足らずといえども、その智勇弁力ある封建社会の厄介物やっかいものたる——小数人士の脳裡のうりには、百万の人家簇擁そうようして、炊烟すいえん東海の天を蔽う、堂々たる大江戸も
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)