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築土
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ついぢ
ふりがな文庫
“
築土
(
ついぢ
)” の例文
どうにもならない事を、どうにかする爲には、
手段
(
しゆだん
)
を選んでゐる
遑
(
いとま
)
はない。選んでゐれば、
築土
(
ついぢ
)
の下か、道ばたの土の上で、
饑死
(
うゑじに
)
をするばかりである。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
五月雨に
築土
(
ついぢ
)
くづれし
鳥羽殿
(
とばどの
)
のいぬゐの池におもだかさきぬ
みだれ髪
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
吾が
門
(
かど
)
は
築土
(
ついぢ
)
の
端
(
はた
)
の
白薔薇
(
しろうばら
)
おもてへは向かずこなたへと咲く
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
崩
(
やれ
)
し
築土
(
ついぢ
)
に身を寄せて
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
六の宮へ行つて見ると、昔あつた
四足
(
よつあし
)
の門も、
檜皮葺
(
ひはだぶ
)
きの寝殿や
対
(
たい
)
も、
悉
(
ことごとく
)
今はなくなつてゐた。その中に唯残つてゐるのは、崩れ残りの
築土
(
ついぢ
)
だけだつた。
六の宮の姫君
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
吾が
門
(
かど
)
は
築土
(
ついぢ
)
の
端
(
はた
)
の
白薔薇
(
しろうばら
)
おもてへは向かずこなたへと咲く
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
家垣の
築土
(
ついぢ
)
のあやめ咲きにけり
童
(
わらべ
)
な手折り通りすがりを
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
家垣の
築土
(
ついぢ
)
のあやめ咲きにけり
童
(
わらべ
)
な手折り通りすがりを
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あやめ咲く
築土
(
ついぢ
)
に添へば
鴨跖草
(
つゆくさ
)
や隣もすずしふり亂る露
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あやめ咲く
築土
(
ついぢ
)
に添へば
鴨跖草
(
つゆくさ
)
や隣もすずしふり乱る露
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
築
常用漢字
小5
部首:⽵
16画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“築土”で始まる語句
築土垣
築土八幡
築土堤
築土塀
築土路
築土道
築土門
築土片町
築土八幡宮