“饑死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うえじに66.7%
うゑじに16.7%
かつじに16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一週間というものは、殆んど饑死うえじにをするかと思ったくらいで、こうした返事には慣れっこになっていたのだ。
小さきもの (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
そのときのこの男の心もちから云へば、饑死うゑじになどと云ふ事は、殆、かんがへる事さへ出來ない程、意識の外に追ひ出されてゐた。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「これじゃだ食って生きてるだけじゃないか。饑死かつじにする者は世間に滅多にありや仕ないから、食って生きてるだけならだれだってするよ。それじゃあんまり情ないと私は思うわ」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)