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饑死
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うゑじに
ふりがな文庫
“
饑死
(
うゑじに
)” の例文
その
時
(
とき
)
のこの男の心もちから云へば、
饑死
(
うゑじに
)
などと云ふ事は、殆、
考
(
かんが
)
へる事さへ出來ない程、意識の外に追ひ出されてゐた。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
どうにもならない事を、どうにかする爲には、
手段
(
しゆだん
)
を選んでゐる
遑
(
いとま
)
はない。選んでゐれば、
築土
(
ついぢ
)
の下か、道ばたの土の上で、
饑死
(
うゑじに
)
をするばかりである。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
自分は、この女のした事が
惡
(
わる
)
いとは思はない。しなければ、
饑死
(
うゑじに
)
をするので、
仕方
(
しかた
)
がなくした事だからである。だから、又今、
自分
(
じぶん
)
のしてゐた事も惡い事とは
思
(
おも
)
はない。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
饑
漢検1級
部首:⾷
21画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“饑”で始まる語句
饑
饑饉
饑渇
饑餓
饑餲
饑饉年
饑者
饑餓行進