トップ
>
箱入
>
はこいり
ふりがな文庫
“
箱入
(
はこいり
)” の例文
時
(
とき
)
には
父
(
おう
)
さんの
村
(
むら
)
なぞに
無
(
な
)
いめづらしい
玩具
(
おもちや
)
や、
父
(
とう
)
さんの
好
(
す
)
きな
箱入
(
はこいり
)
の
羊羹
(
やうかん
)
を
隣
(
となり
)
の
國
(
くに
)
の
方
(
はう
)
から
土産
(
みやげ
)
につけて
來
(
き
)
て
呉
(
く
)
れるのも、あの
馬
(
うま
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
美術品の数多い中に、日本の古い金蒔絵の雛道具や、歌がるたの昔の
箱入
(
はこいり
)
や、
壽
(
じゆ
)
の字を中に書いた
堆朱
(
つゐしゆ
)
の
杯
(
さかづき
)
などがあつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
博士の
心算
(
つもり
)
では息子は二つ返事でそのフロツクコートを
被
(
き
)
て、国子さんと結婚するものだと思つて居たのだ。それに何の無理があらう、
二者
(
ふたつ
)
とも文字通りに
箱入
(
はこいり
)
には相違なかつたのだから。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
箱
常用漢字
小3
部首:⽵
15画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“箱入”で始まる語句
箱入娘