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立所
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たちど
ふりがな文庫
“
立所
(
たちど
)” の例文
「いつのまにやら目の前を霞が一ぱい立ちこめましたようで、筆の
立所
(
たちど
)
もわかりませず、たいへん見苦しい字になったようでございますけれど——」
ほととぎす
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
「フム学問々々とお言いだけれども、立身出世すればこそ学問だ。
居所
(
いど
)
立所
(
たちど
)
に
迷惑
(
まごつ
)
くようじゃア、
些
(
ちっ
)
とばかし
書物
(
ほん
)
が読めたッてねっから
難有味
(
ありがたみ
)
がない」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
青柳のはらろ
川門
(
かはと
)
に汝を待つと
清水
(
せみど
)
は汲まず
立所
(
たちど
)
平
(
なら
)
すも (同・三五四六)
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
それから思うと内の文三なんざア
盆暗
(
ぼんくら
)
の意久地なしだッちゃアない、二十三にも成ッて親を
養
(
すご
)
すどこか自分の
居所
(
いど
)
立所
(
たちど
)
にさえ
迷惑
(
まごつい
)
てるんだ。なんぼ何だッて
愛想
(
あいそ
)
が尽きらア
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞