“立後”の読み方と例文
読み方割合
たちおく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立後たちおくれたのを歩行悩あるきなやんだと察した様子、何がさて転げ落ちても早く行ってひるあかを落したさ。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
君を御簾みすへ残して置いたのは、こういう時の頼みのためなんだ、君という男も、前には芹沢で立後たちおくれ、今は伊東でまた後手に廻る、仕様がないなあ、ともかく、これから月心院へ引上げよう
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
立後たちおくれたのを歩行悩あるきなやんだとさつした様子やうすなにさてころちてもはやつてひるあかおとしたさ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)