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窓外
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まどそと
ふりがな文庫
“
窓外
(
まどそと
)” の例文
その時分知っていたこの
家
(
や
)
の女を誘って何処か凉しい処へ遊びに行くつもりで立寄ったのであるが、
窓外
(
まどそと
)
の
物干台
(
ものほしだい
)
へ照付ける日の光の
眩
(
まぶし
)
さに
辟易
(
へきえき
)
して
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
春
前
(
さき
)
には私達の園をいろ/\な小鳥が訪れた。然し夏に入つてからは、胸毛の紅い美しい小鳥のみが、いつも一羽で、いつも同じ
窓外
(
まどそと
)
の崖寄りの林檎の苗樹に止つては、啼いてゐた。
雪をんな
(旧字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
「その妖怪が
窓外
(
まどそと
)
に立ってこの室を覗いて居たのでした」
西班牙の恋
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
窓外
(
まどそと
)
の日光を見て四十男の
神官
(
しんくわん
)
が
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
窓外
(
まどそと
)
の軒燈だけには已に
灯
(
ひ
)
のついて居る夕闇の座敷に女中が臺付きのランプを持つて來る頃まで話し合つた。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
▼ もっと見る
彼は
寝衣
(
ねまき
)
の
乾
(
かわ
)
かしやうのないのに困つて、ぼんやりと
窓外
(
まどそと
)
を
眺
(
なが
)
めて居た。
哀しき父
(新字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
彼は
窓外
(
まどそと
)
を呼び過ぎる物売りの声と、遠い大通りに轟き渡る車の響と、厠の向うの腐りかけた
建仁寺垣
(
けんにんじがき
)
を越して、隣りの
家
(
うち
)
から聞え出すはたきの音をば何というわけもなく悲しく聞きなす。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“窓外”の意味
《名詞》
窓の外。
(出典:Wiktionary)
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“窓”で始まる語句
窓
窓硝子
窓際
窓掛
窓枠
窓框
窓帷
窓側
窓下
窓辺