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稀有
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けぶ
ふりがな文庫
“
稀有
(
けぶ
)” の例文
その時分から酒を飲んだから酔って
転寝
(
うたたね
)
でもした気でいたろう。力はあるし、
棺桶
(
かんおけ
)
をめりめりと鳴らした。それが高島田だったというからなお
稀有
(
けぶ
)
である。
絵本の春
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
第一の童子 其くせ声は鳩のやうで、ぐはう、ぐはう、ぐはう、ぐはうと啼く
稀有
(
けぶ
)
な方丈様ぢゃ。
南蛮寺門前
(新字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
で、思い思いではあるけれども、
各自
(
めいめい
)
暗がりの中を、こう、……不気味も、
好事
(
ものずき
)
も、負けない気も
交
(
まじ
)
って、その
婆々
(
ばばあ
)
だか、
爺々
(
じじい
)
だか、
稀有
(
けぶ
)
な
奴
(
やつ
)
は、と透かした。が居ない……
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
真個
(
まつたく
)
、この
暫時
(
しばらく
)
の
間
(
あひだ
)
は
稀有
(
けぶ
)
であつた。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
稀
漢検準1級
部首:⽲
12画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“稀”で始まる語句
稀
稀代
稀薄
稀世
稀〻
稀々
稀覯
稀覯書
稀品
稀人