“神(ガミ)” の例文
とこふは社もあり、人も崇める神の現れであることもあるが、まじこりは多く雑神(ザツシン)・埋(ウモ)れ神(ガミ)・浮浪神(ウカレガミ)・新渡神(イマキノカミ)の作用であつたものと見える。
まじなひの一方面 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
『古事記』に曰く、天地初発之時、高天原に成りませる神の名は、天之御中主(アメノミナカヌシ)ノ神、次に高御産巣日(タカミムスビ)ノ神、次に神産巣日(カミムスビ)ノ神。此三柱の神は、皆独(ヒト)り神(ガミ)成りまして、御身を隠し給いきと。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
杜(モリ)・神南備(カムナビ)などは、社殿のないのが本体で、社あるは、家(ヤカ)つ神(ガミ)或は、梯立で昇り降りするほくらの神から始まるのである。社ある神と、ない神とが、同時に存在したのは、事実である。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)