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磯長
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しなが
ふりがな文庫
“
磯長
(
しなが
)” の例文
この二つの信念は、
磯長
(
しなが
)
の
廟
(
びょう
)
に籠った
賜物
(
たまもの
)
であった。聖徳太子からささやかれた霊示であると彼は感激にみちて思う。けれど
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
磯長
(
しなが
)
の小ゆるぎの荒浪千鳥。荒浪の
天
(
そら
)
うつ波の逆まきのとどろきが上、あああはれ、また向き向きに、稲妻の
青
(
さを
)
の
脅
(
おび
)
えに連れ連れ乱る。啼き連れ乱る。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
磯長
(
しなが
)
の太子廟で、あなたに会った年は、私の十九の冬でした。以来十年、私はなにをしてきたか。あの折も、仏学に対する懐疑で真っ暗でした。今も真っ暗なのです。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いつまでか
全
(
また
)
く迷ふぞ、いつまでか飛びてやまぬぞ。
磯長
(
しなが
)
の小ゆるぎの荒浪千鳥。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「性善坊、わしは、少し思う仔細があって、これから
磯長
(
しなが
)
の
里
(
さと
)
へまわりたいと思うが……」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
磯長
(
しなが
)
の
小
(
こ
)
ゆるぎの浜、この浜や荒浪高し。この夜ごろいよいよ高し。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
武蔵には
怪訝
(
けげん
)
であったが、彼の説明を
口吻
(
こうふん
)
のままかりていうと、これなん
河内
(
かわち
)
石川郡東条
磯長
(
しなが
)
の
霊廟
(
れいびょう
)
に用いられてあった天平年代の古材で、年久しく荒れていた聖徳太子の
御廟
(
ごびょう
)
の修築に
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
磯長
(
しなが
)
の
小
(
こ
)
ゆるぎの浜、この浜や荒浪高し。この夜ごろいよいよ高し。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
磯
漢検準1級
部首:⽯
17画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
“磯”で始まる語句
磯
磯馴松
磯城
磯部
磯貝
磯辺
磯山
磯際
磯端
磯谷