“磯辺”のいろいろな読み方と例文
旧字:磯邊
読み方割合
いそべ75.0%
おすひ12.5%
むしべ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この最後の一首は、磯辺いそべ病院でせられたまくらもとの、手帳に書きのこされてあったというが、末の句をなさずかれたのだった。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
房総半島に上り、翁は再び望多うまぐさろの笹葉の露を分け進む身となった。葛飾かつしかの真間の磯辺おすひから、武蔵野の小岫ぐきがほとり、入間路いりまじの大家が原、埼玉さきたまの津、廻って常陸の国に入った。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
駿河の海磯辺むしべに生ふる浜つづらいましをたのみ母にたがひぬ
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)