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短册
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たんざく
ふりがな文庫
“
短册
(
たんざく
)” の例文
新字:
短冊
墨
(
すみ
)
や
紅
(
べに
)
を
流
(
なが
)
して
染
(
そ
)
めた
色紙
(
いろがみ
)
、または
赤
(
あか
)
や
黄
(
き
)
や
青
(
あを
)
の
色紙
(
いろがみ
)
を
短册
(
たんざく
)
の
形
(
かたち
)
に
切
(
き
)
つて、あの
青
(
あを
)
い
竹
(
たけ
)
の
葉
(
は
)
の
間
(
あひだ
)
に
釣
(
つ
)
つたのは、
子供心
(
こどもごゝろ
)
にも
優
(
やさ
)
しく
思
(
おも
)
はれるものです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
そんな物はありやしません、手に持つてゐるのは、筆と
短册
(
たんざく
)
だけ、——増田屋金兵衞
茫
(
ばう
)
となつてしまつた。
銭形平次捕物控:261 弱い浪人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
天下泰平と書いてある——のが、一番大きな繪馬で、其の他には、櫻の咲いた下で
短册
(
たんざく
)
に字を書かうとしてゐる
鎧武者
(
よろひむしや
)
の繪や、
素裸
(
すはだか
)
の人間が井戸の水を浴びてゐる上へ
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
眞志屋の遺物中に、「壽阿彌の
手向
(
たむけ
)
に」と端書して一句を書し、下に「昌功」と署した
短册
(
たんざく
)
がある。坂昌功は初め淺草黒船町河岸に住し、後根岸に遷つた。句は秋季である。しかし録するに足らない。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
短
常用漢字
小3
部首:⽮
12画
册
部首:⼌
5画
“短册”で始まる語句
短册型
短册形