トップ
>
着様
>
つけよう
ふりがな文庫
“
着様
(
つけよう
)” の例文
見物人は追々に
殖
(
ふ
)
えて来た。柳屋のお清も駈けて来たが、
唯
(
ただ
)
わやわや云うばかりで手の
着様
(
つけよう
)
がない。
其雑踏
(
そのひとごみ
)
を掻き分けて、ぬっと顔を出したのは
彼
(
か
)
のお杉
婆
(
ばばあ
)
であった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
唯
(
ただ
)
ここに残っているのは、重傷に
苦
(
くるし
)
める
彼
(
か
)
の坑夫
体
(
てい
)
の男
一人
(
いちにん
)
である。これに
就
(
つい
)
て厳重に詮議するより他はないが、何分にも
生命
(
せいめい
)
危篤
(
きとく
)
という重体であるから、手の
着様
(
つけよう
)
が無い。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この不意撃に一同も総立となって、井神は屈せず鉄砲を放ったが、
空砲
(
からづつ
)
とは云いながら何の
効目
(
ききめ
)
もなく、石はますます降るという始末に、
何
(
いず
)
れも殆ど匙を投げて、どうにもこうにも手の
着様
(
つけよう
)
がない。
池袋の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“着”で始まる語句
着
着物
着換
着更
着替
着衣
着流
着附
着手
着座