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眉山
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びざん
ふりがな文庫
“
眉山
(
びざん
)” の例文
此処へ川上
眉山
(
びざん
)
氏がまた加わらなければならない。彼女は初めて逢った眉山氏をどう見たろうか、彼女はこう言っている。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
が、実際に文庫の編輯に
与
(
あず
)
かっていたのは
楽屋
(
がくや
)
小説の「
紅子戯語
(
こうしけご
)
」に現れる
眉山
(
びざん
)
、
漣
(
さざなみ
)
、思案、紅葉、
月
(
つき
)
の
舎
(
や
)
円
(
まどか
)
、
香夢楼緑
(
かむろみどり
)
、及び
春亭九華
(
しゅんていきゅうか
)
の八名であった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
眉山
(
びざん
)
、
漣
(
さざなみ
)
の比で無いと露伴もいったとか言って、自分も非常にえらいもののようにいうものだから、其時分何も分らなかった僕も、えらいもののように思っていた。
正岡子規
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
今戸心中
(
いまどしんじゅう
)
』、『
黒蜥蜴
(
くろとかげ
)
』、『
河内屋
(
かわちや
)
』、『亀さん』
等
(
とう
)
の諸作は余の愛読して
措
(
お
)
く
能
(
あた
)
はざりしものにして余は当時
紅葉
(
こうよう
)
眉山
(
びざん
)
露伴
(
ろはん
)
諸家の雅俗文よりも遥に柳浪先生が対話体の小説を好みしなり。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「若松屋も、
眉山
(
びざん
)
がいなけりゃいいんだけど。」
眉山
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
一葉は、あの細っこい体で、
一文菓子
(
いちもんがし
)
の仕入れにも行くのだそうだが、客好きで、
眉山
(
びざん
)
などから聞くと
不断
(
ふだん
)
は無口だが、文学談になると
姐御
(
あねご
)
のようになる。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
孤峭
(
こしょう
)
なおもしろい男だった。どうした拍子か僕が正岡の気にいったとみえて、打ちとけて交わるようになった。上級では川上
眉山
(
びざん
)
、石橋
思案
(
しあん
)
、尾崎
紅葉
(
こうよう
)
などがいた。
僕の昔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
尾崎
紅葉
(
こうよう
)
、川上
眉山
(
びざん
)
たちと共に、
硯友社
(
けんゆうしゃ
)
を創立したところの
眉毛
(
まゆげ
)
美しいといわれた文人で、言文一致でものを書きはじめ『国民の友』へ掲載した「蝴蝶」は、いろいろの意味で評判が高かったのだ。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
眉
常用漢字
中学
部首:⽬
9画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“眉山”で始まる語句
眉山人
眉山子