“びざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眉山87.5%
媚山12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眉山びざんさざなみの比で無いと露伴もいったとか言って、自分も非常にえらいもののようにいうものだから、其時分何も分らなかった僕も、えらいもののように思っていた。
正岡子規 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今戸心中いまどしんじゅう』、『黒蜥蜴くろとかげ』、『河内屋かわちや』、『亀さん』とうの諸作は余の愛読してあたはざりしものにして余は当時紅葉こうよう眉山びざん露伴ろはん諸家の雅俗文よりも遥に柳浪先生が対話体の小説を好みしなり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「丞相の病根を癒し奉ろうと心がけて、あらたに媚山びざんの薬草を取寄せ、一味を加えましたから、その神薬の薫りでございましょう」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)