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相半
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あいなか
ふりがな文庫
“
相半
(
あいなか
)” の例文
あの男が学校にいる時分
頻
(
しき
)
りに心の礼という事を主張して支那や
我邦
(
わがくに
)
の礼式は虚礼なり実礼にあらず、西洋の礼式も虚実
相半
(
あいなか
)
ばしている
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
前にも言う通り、この世は男女
相半
(
あいなか
)
ばして存在しているので、日本も六千万の民衆というが、この
半
(
なか
)
ばの三千万人は女子でなければならぬ。
現代の婦人に告ぐ
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
手法の自由さと意図の
奔放
(
ほんぽう
)
さに、
褒貶
(
ほうへん
)
相半
(
あいなか
)
ばしたが、その後
相次
(
あいつ
)
いで含蓄の深い大曲を発表し、独特の魅力で反対者の口を
緘
(
かん
)
してしまった。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
彼は、課長室の椅子にふんぞり
反
(
かえ
)
って、大きい頭をいくたびとなく振ってみたものの、笹木の好意と悪意とが互いに
相半
(
あいなか
)
ばして考えられるほかなかったのだった。
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
豊島が乞食の子でも婿にするところに彼の肚の大きさがあり、
褒
(
ほ
)
めるもの、くさす者、
相半
(
あいなか
)
ばしましたがその範囲も広くなく、やがて少数の人の外、蝶造の身分に就ての記憶も残りませんでした。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相撲
相好
相談
相槌
相貌
相模