“あいなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相半50.0%
間中20.0%
合中10.0%
情交10.0%
相中10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前にも言う通り、この世は男女相半あいなかばして存在しているので、日本も六千万の民衆というが、このなかばの三千万人は女子でなければならぬ。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
ふたりの間中あいなかを、ちょとごらん
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
母様かゝさまが此の家へ嫁にいらッしゃった時は、手前てめえがな十一の時だが、意地がわるくてお父様とお母様と己との合中あいなかをつゝき、何分家が揉めて困るから
人の合中あいなかつッつくひどい奴ですから、今夜はあの医者を何処どっかへやって、貴方あなた独りこゝに泊っていて下さいな、そうすれば内の人を寝かして置いて、貴方の所へ来て
これも人の親の心になって御考おかんがえなされて見たら無理では無いと利発のあなたにはよく御了解おわかりで御座りましょう、箇様かよう申せばあなたとお辰様の情交あいなかく様にも聞えましょうが
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
いつまで人と馬の相中あいなかに寝ていたかわれは知らぬ。耳元にききっと女の笑い声がしたと思ったら眼がさめた。見れば夜の幕はとくに切り落されて、天下はすみから隅まで明るい。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)