間中あいなか)” の例文
慾深き人の心と降る雪は積るにつけて道をわするゝと云う、慾の世の中、慾の為には夫婦の間中あいなかも道を違えます人心ひとごゝろで、其の中にもまた強慾ごうよくと云うのがございます。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ふたりの間中あいなかを、ちょとごらん
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
貴方がお宅へ帰って見れば御老母が食べ過ぎて困ると云って親子の間中あいなかを裂くようにするから、御老母は堪えかねて、喜代之助はそれ程ではないが、ともわしひどく扱い折檻するゆえ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)