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目庇
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まびさし
ふりがな文庫
“
目庇
(
まびさし
)” の例文
黒の洋服で雪のような胸、手首、勿論靴で、どういう好みか
目庇
(
まびさし
)
のつッと出た、鉄道の局員が
被
(
かぶ
)
るような
形
(
かた
)
なのを、前さがりに頂いた。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
テナルディエは右手を額の所まで上げて
目庇
(
まびさし
)
を作り、それから目をまたたきながら
眉根
(
まゆね
)
を寄せたが、それは口を軽くとがらしたのとともに
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
それかあらぬか、翁は天宙から頭上へ
目庇
(
まびさし
)
のように覆い冠って来る塩尻の形の巨きな影を認めたかに感じた。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
武者たちはみな、白の鎧下を着、
兜
(
かぶと
)
の
目庇
(
まびさし
)
から、白い布を垂れている。兵庫の手記にあったとおりの、異様な姿で、ひと言も口をきかず、身動きもしなかった。
山彦乙女
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
馬の尻毛や亜麻の
極
(
ごく
)
柔かい弾力の強いもので、
目庇
(
まびさし
)
までも薄い上等のエナメル皮や何かが使ってある。
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
▼ もっと見る
ブルターニュ公は
兜
(
かぶと
)
の両角の間に
獅子
(
しし
)
の記章をつけ、ブールボン公は兜の
目庇
(
まびさし
)
に大きな
百合
(
ゆり
)
の記章をつけていた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
皮の
目庇
(
まびさし
)
のたれた帽子が、日に焼け風にさらされ汗の流れてる顔の一部を隠していた。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
背嚢
(
はいのう
)
を取り、それを開いて中を探り、何かを取り出して寝床の上に置き、靴をポケットにねじ込み、方々を締め直し、背嚢を肩に負い、帽子をかぶり、その
目庇
(
まびさし
)
を目の上に深く引きおろし
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
庇
漢検準1級
部首:⼴
7画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論